「言ってもムダ」な事はあるけれど

介護福祉士です。テレビ大好きです。日々頑張って生きています。

少子化 未来への投資と回収

人の命をお金に換算することは良い事ではないですが

説明するにあたって不適切な発言に思われるかもしれませんが書かせていただきます。

不妊治療助成金、全然足りません。

しかも高額治療費に15万~30万でも1回分でも足りません。

それでも助成金は必要です。

生涯税金をどれくらうかご存じでしょうか?

 

A.年間税金:概算計算表

(※30歳独身サラリーマン、年棒制、東京都在住、消費支出割合60%で概算計算)

年収 年間税金等 内訳
厚生年金 健康保険 雇用保険 所得税 住民税 消費税
200万円 39.2万円 (19.6%) 15.7万円 9.3万円 0.8万円 2.8万円 5.6万円 5.0万円
300万円 61.6万円 (20.5%) 23.6万円 14.0万円 1.2万円 5.2万円 10.3万円 7.4万円
400万円 87.2万円 (21.8%) 31.4万円 18.6万円 1.6万円 8.6万円 17.2万円 9.7万円
500万円 112.7万円 (22.5%) 39.3万円 23.3万円 2.0万円 13.2万円 22.9万円 12.0万円
600万円 139.3万円 (23.2%) 47.1万円 28.0万円 2.4万円 18.9万円 28.7万円 14.2万円
700万円 177.1万円 (25.3%) 55.0万円 32.6万円 2.8万円 32.8万円 37.8万円 16.2万円
800万円 209.2万円 (26.1%) 58.4万円 37.3万円 3.2万円 47.1万円 44.9万円 18.3万円
900万円 238.9万円 (26.5%) 58.4万円 41.9万円 3.6万円 62.1万円 52.4万円 20.4万円
1,000万円 268.6万円 (26.9%) 58.4万円 46.6万円 4.0万円 77.0万円 59.9万円 22.6万円
1,500万円 466.2万円 (31.1%) 58.4万円 67.7万円 6.0万円 196.2万円 106.0万円 32.0万円
2,000万円 690.9万円 (34.5%) 58.4万円 67.7万円 8.0万円 360.5万円 155.8万円 40.5万円
【解説】 A.年間税金
・年収600万円までは、税金(所得税や住民税、消費税)よりも、社会保険料(厚生年金や健康保険、雇用保険)の方が多くなります。「給与階級別給与所得者数・構成比」によれば、民間企業に勤務するサラリーマンの80%が該当します(「平成20年分民間給与実態統計調査国税庁」より)
・株式譲渡所得(10%分離課税)や配当所得(20%源泉分離)については考慮に入れていません。

 

B.生涯税金:概算計算表

(※「A.年間税金:概算計算表」の「年間税金等」をベースに、ベースアップや物価等を考慮に入れずに計算)

年収 40年間 30年間 20年間
200万円 1,569万円 1,177万円 784万円
300万円 2,464万円 1,848万円 1,232万円
400万円 3,487万円 2,615万円 1,744万円
500万円 4,507万円 3,380万円 2,254万円
600万円 5,571万円 4,178万円 2,786万円
700万円 7,084万円 5,313万円 3,542万円
800万円 8,366万円 6,275万円 4,183万円
900万円 9,555万円 7,166万円 4,777万円
1,000万円 1億743万円 8,058万円 5,372万円
1,500万円 1億8,649万円 1億3,987万円 9,324万円
2,000万円 2億7,635万円 2億726万円 1億3,817万円
【解説】 B.生涯税金
・仮に年収200万円が30年続いたとしても、一生のうちに支払う税金等(社会保険料を含む)は1,000万円を超えます。

 *インターネットで検索し情報引用(平成20年の情報です)消費税も上がっているので税収はもっと上がっていると思います。

 

子供が一人この世に生まれてくることによって将来低所得者だったとしても40年間納税額は1569万です。

不妊治療助成金として10人の方に500万助成したとしましょう。

その10人の中の1人が妊娠して出産できれば20年後から納税者として回収できます。

40年職に就き納税していただくと40年間の納税額は1569万円です。

投資500万円で回収1569万円となります。

また生きていくためには様々な税金を支払わなければいけません。

10人からもっと妊娠出産していただけたら、どうでしょう。

投資しても一人生まれると

1000万は回収できるのです。

だから、子供を望んでいる方には若いうちに早く治療をはじめ、頑張ってほしいと思います。

不妊治療に社会的理解、妊娠できる環境、経済的負担、手直しできるところはいくらでもあります。

協力できることは、いくらでもあります。

 

国や自治体は、未来への投資を惜しむべき事態ではないということを真剣に考えてもらいたいです。

今ではなく20年後を見てほしいのです。